▼赤ちゃんに適した環境について

 

今日は、赤ちゃんに適した環境についての質問を頂いています。

妊娠中のママにとって、赤ちゃんが産まれ出た後の環境作りはとても気を遣うものだと思います。

どのような環境が赤ちゃんにとって心地よいか?という点を考えてみましょう。

 

まず、多くの人の一番に頭に浮かぶのは『清潔にすること』ではないでしょうか。

10か月お母さんのおなかの中にいた赤ちゃんは、外の空気に触れるのも初めて。室内のお掃除はもちろん、空気の入れ替えや使用するタオルや寝具などをきれいに保つことは、もちろん重要です。

抵抗力も低く、1歳頃で大人の半分程度の抵抗力がつくと言われています。

 

しかし、赤ちゃんにとって快適な環境であるお母さんのおなかの中から、外へ出てくるときに、お母さんからたくさんの免疫をもらってきます。ですので、必要以上に神経質になることもないでしょう。

 

大人だって汚くて汚れた場所よりも、きれいで清潔な場所のほうが心地よいですよね。

ママやパパ自身が快適だと感じる環境を保つことがいいと思います。清潔なことは大切ですが、家じゅう全て除菌する、とか赤ちゃんを抱っこするときに何度も何度も手を洗うような、過剰な対応はしなくでも大丈夫。

特に掃除や除菌、消臭する際に市販の洗剤やスプレーなどを使うときには、注意が必要です。

赤ちゃん向けの低刺激なものを選びましょう。

特に口に入れて遊ぶものには注意が必要だと思います。赤ちゃんは、口の中の感覚がとても優れているため、口の中にものを入れて「大きい小さい」「硬い柔らかい」等を識別していきます。

時々「汚いから口にものを入れないで」と言っている方を見かけますが、それで覚えていくことが多いので、禁止するのではなく、清潔に保つことで気のすむまで口の中の感覚を楽しんでもらいたいものです。

 

また、匂いについてですが、赤ちゃんの嗅覚はある時期まで大人よりも優れていると言われています。

ママのおっぱいの匂いを判別できることでも分かりますが、匂いに敏感です。

少し前から、香りの害と書く香害が話題となっていますが、香りの強い洗剤や芳香剤を使うときには注意しましょう。

科学的な香りは赤ちゃんが嗅覚でママを探すときの妨げになるなどの影響があると言われています。

しっかりと見定めてから使うといいですね。

 

清潔さと共に大切だと考えているのは、太陽の光についてです。

生後間もない赤ちゃんは、皮膚が薄く、網膜も薄いため、直接日光に触れたり見たりしない方がいいですが、お部屋の中に赤ちゃんに直接当たらない日光を取り入れることをお勧めします。

 

太陽の光は自律神経を整えてくれる働かきがあるので、大人にとってもいい事ですよ。

赤ちゃんが成長するにつれ、窓を開けて外気に当てたり、日差しがあまり強くない時間に少しずつお外へ出るなどしましょう。そうすることで少しずつ抵抗力もつきますよ。

成長してきたら、是非外遊びをたくさん楽しんでくださいね。

 

そして最後に、赤ちゃんにとって一番大切な環境は何だと思いますか?

それは人です。人的環境と言って、周りにいる人も環境の一つです。

けrど、これは、主にママのように、「赤ちゃんのお世話をしてくれる人がどんな人か?」という問題ではありません。

色々な性格の人、気性の人が居てどんな人にでもママになる可能性があります。

その人の人となりが問題なのではなくて、ママがどんな気持ちで子育てをしているか?と言うことが問題なのだと思います。

特に初めての子育てだと、不安も多く睡眠時間も削られ決してとっても元気な精神状態ではないかもしてません。

それでもいいのです。

ただ、必要以上に不安に感じたり、ストレスをため込まないよう周りのサポートが必要なのだと思います。

パートナーの優しい言葉や、おじいちゃんおばあちゃんのサポートが受けられる人は喜んで受けましょう。

もし一人で子育てを抱え込むようなことがあれば、地域の保健師さんや子育て支援センターにも相談してください。

なによりも、ママ自身が明るい気持ちでいる、これが赤ちゃんにとっての最適な環境であると考えます。

 

これから出産するみなさん、子育ては大変だけれどこれほど愛おしいものはありません。

困ったらぜひ人を頼ってください。

子どもは未来の宝物です。一人で抱え込まず、是非私達にもお手伝いをさせてください。

 

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